建築基準法とかどうなっちゃうんだろうねぇ

http://www.shizushin.com/local_social/20080312000000000021.htm

 伊東市の住民らが都市計画道路「伊東大仁線」の県道一部拡幅を理由に建築申請を不許可とした処分の取り消しを県に求めた訴訟で、最高裁第3小法廷(堀籠幸男裁判長)は11日、県の上告を退ける決定をした。県の都市計画決定自体を違法として処分を取り消し、住民側が逆転勝訴した2審東京高裁判決が確定した。
1審静岡地裁は住民の請求を棄却。これに対し、東京高裁は平成17年10月の判決で、県道の幅員を11メートルから17メートルに広げる県の都市計画変更決定について「将来の人口を過大に設定して交通量を予想するのは合理性に欠く」として違法と認定した。

もちろん、不当な都市計画決定には対抗手段がないといけないわけだけど、新聞に書いてある根拠は「将来の人口を過大に設定」しかない。
計画のベースになる人口とその将来推計はこの10年ずっと過大評価されて来たような気がするので、新聞記事を鵜呑みにすると、日本全国の都市計画決定が覆しどきを迎えたように読める。

対象になった地域を検索してみると、観光シーズンや土日には全く動かなくなる渋滞の名所。ここを放置したら救急搬送とかにも支障を起こすだろう。で、本当は人口が増えるから/人口を増やすから道路が必要なんじゃなくて、観光客対策で道路が必要なのに、それではなんかの引っかかりがあるので異様な人口予測をしてしまったということだろうか。

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