市民感覚に添った判断

http://www.asahi.com/kansai/sumai/news/OSK200804030106.html

 地方独立行政法人大阪府立病院機構」(高杉豊理事長、大阪市住吉区)の理事会が先月末、運営する府立5病院の院長などの基本給を最高で月額10万円増額することを決め、今月から実施していることが明らかになった。同機構には、府から年間140億円の運営費負担金が投入されている。橋下徹知事が府の財政非常事態を宣言する中、お手盛りとの声もあがっている。

 基本給改定は3月26日の理事会で決まった。理事を務める総長2人は6万9千円増で月額99万1千円。同じく理事の院長3人は10万5500円増で同94万8500円。病院長2人は6万3千円増で同90万6千円。手当も含めた年収は、総長が138万円増の1782万円、院長は203万円増の1705万円、病院長は126万円増の1629万円。7人分で年間1137万円の経費増になった。

 総長の年収1700万円台ってのは50〜64歳の勤務医の平均所得より少ないね。責任は通常の医師よりも相当に重いと思うので「能力的に平均年収の医師に及ばない人材を求めています。」というメッセージがこめられてます。これが最近の大阪の市民感覚ということなんだね。