日本電産と言う会社について調べてみたよ。
http://www.asahi.com/business/update/0423/OSK200804230044.html
「休みたいならやめればいい」急成長の日本電産社長
2008年04月23日19時31分
「休みたいならやめればいい」――。日本電産の永守重信社長は23日、記者会見で「社員全員が休日返上で働く企業だから成長できるし給料も上がる。たっぷり休んで、結果的に会社が傾いて人員整理するのでは意味がない」と持論を展開。10年間で売上高が6倍超という成長の原動力が社員の「ハードワーク」にあることを強調した。
rajendraさんの↓のエントリのコメント欄に乱入してみたら冷たくあしらわれてしまった。
http://d.hatena.ne.jp/rajendra/20080429/p1
従業員に恒常的に超過勤務を強いなければ経営を廻していけない、会社を維持できないような経営者は無能である。どれほど他の能力が優れていたとしても、労務管理における基本的な感性が欠落しているのであれば、経営者失格である。従業員に適度な休息を確保しつつ会社を維持・成長させることが経営者に課せられた社会的責務である。その両立が困難なのであれば、すみやかに後進に道を譲るがよろしかろう。
コメント欄に書いた寝言は↓
日本電産についてはある程度有給の取得率も高く、また、社員を休ませるために年間休日日数も増加させている&増加させていくようです。
そういう、「ある程度人間的な状況」だからこそ「雇用の維持を確立するためにはしっかり働いてもらいます」という言葉が出て来たようです。
参考:http://www.j-cast.com/2008/04/28019549.html
詳しくは知りませんが、首切りなしでの経営再建を実現してるとか、今後の休日増を約束できるあたり、かなり有能な経営者なのかもしれませんね。
たぶんこっちの無知のなせるわざって事で、日本電産について検索でわかる範囲で調べてみたよ。
えー、寝言でした。ごめんなさい。
コメント欄に書いたのは日本電産のプレスリリース↓を見たからなんですが、
http://www.nidec.co.jp/news/indexdata/2008/0428/CMFStandard1_content_view
ま、休日をとるなとか言う事言ってるんじゃなくて、ハードワークも必要って事なのかな、と。でもお休み増やしたり、なんて約束するってのは普通の経営者はできないのかなぁ、と、すっかりだまされちゃいました。
検索して出て来た一件目
http://www2s.biglobe.ne.jp/~nippon/jogbd_h17/jog398.html
また役員と管理職がトイレ掃除を始め、従業員に任せられる
水準にまできれいにしてから、従業員にも当番制でトイレ掃除
を担当させた。
ああああ、買収した企業の役員はまず便所掃除のようです。
日本電産はトイレ教の信者の方々でした。
くもゆきがあやしくなってきましたよ。
そして2件目
http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/sangiin/153/0062/15312060062012c.html
参議院会議録 第153回国会 厚生労働委員会 第12号 平成十三年十二月六日(木曜日)
やはり年休問題ですけれども、もう一つ、日本電産パワーモータという会社の例で質問をしていきたいというふうに思います。
この会社というのは福岡にあります。飯塚市にあるんですけれども、名前のとおりモーターを生産している会社なんです。もともとはワイ・イー・ドライブという安川電機の子会社だったんですけれども、二〇〇〇年三月に六七%の株を日本電産に売却して、日本電産パワーモータに名前を変えました。この日本電産パワーモータで、日本電産の傘下に入ってから非常に労働条件の悪化が進んでおります。
いろいろあるのですが、資料を皆さんのお手元に二枚配りました。それを見ていただきたいんです。
ここに一つ、まず上の方にあるのは社長の社員に配った文書なんですけれども、「更なる意識改革で出勤率の向上を」と書いてあります。そういうタイトルで、中身を読めばまたこれはびっくりするんですけれども、パワーモータ社長名です。ことしの八月に配られた文書なんですけれども、まず日本電産のグループ会社の平均では出勤率というのは九九%を誇った上で、九五%に満たない人を勤務成績不良者と、こういうふうに決めつけているんです。大いに反省し改善してもらわなければならないとまで言い切っております。
さらに、その下の方では、休日前後に年休をとる人に対して、大多数の人が我慢しているのだから、自分のことを考えると同時に相手のことをもよく考えようというふうにしかっているわけですね。そしてまた、退職予定の人が年休をまとめてとることがあると、これに対して自己中心的だと、こういうふうに批判をしております。
私は、この文章を読んで本当に驚いてしまいました。そして、全社員にそれを配っているわけですから、まず年休をとる労働者に対して、勤務成績不良とか自己中心的だとかと社長が全社員にそのように徹底するということ、こういったことが許されるのだろうかというふうに思っているんですけれども、ここまで行ったら行き過ぎではないか、労基法の三十九条にもこれは触れるんじゃないだろうかと思ったりするわけなんですけれども、大臣に御答弁をいただきたいと思います。
○副大臣(南野知惠子君) 先生のお怒りはごもっともというふうにとれる部分もございます。勤務成績が不良とするということの意味は、これはまた私にしてみたら定かではないのですけれども、いずれにしましても、そのような表現は、一般的にはやはり年次有給休暇を取得しにくくするものであるとするのであれば、これは好ましいものではないというふうに考えます。
はい、でました。
ここに一つ、まず上の方にあるのは社長の社員に配った文書なんですけれども、「更なる意識改革で出勤率の向上を」と書いてあります。そういうタイトルで、中身を読めばまたこれはびっくりするんですけれども、パワーモータ社長名です。ことしの八月に配られた文書なんですけれども、まず日本電産のグループ会社の平均では出勤率というのは九九%を誇った上で、九五%に満たない人を勤務成績不良者と、こういうふうに決めつけているんです。
そうです、年休取得=勤務成績不良な会社でした。国会で話題になるほどの超有名企業のようです。
朝日新聞やメーデーで突っ込まれるのも、これだけの実績があれば当然と言えば当然ですねぇ。
知りもしないで書いてもうしわけありませんでした。
追記:
どこかで紹介されたらしく、2chから来られる方が増えているので追記しておきます。
ここでは、日本電産について検索して目についた記述を読んで紹介しているだけです。
2chで紹介するならソースの参議院会議録やインタビュー記事などにリンクを張った方が私の主観が入らず、みなさん客観的に考えられるのではないでしょうか。
参照先の記述に反して日本電産がもっと働きやすく休みやすい企業であるということでしたら、それは大変喜ばしく思います。
なお、私は日本電産及びその関連会社に就職しようと思った事はありません。
すまん、その発想はなかったわ。