自治体の財政状態悪化の原因

今いろんな自治体がこういうひどい事になっている理由は、1999年の小渕政権の時代に不景気対策地方税の大減税と同時に、橋本政権の時代に起債による支出増大が行われた事。
 それで、消費の拡大を図って、沈滞した日本経済をなんとかするって国の大ばくちに強制的に参加させられたわけね。
 で、その結果どうなったかっていうと、発注が増えた企業は内部に利益を貯め込んだ。減税で手取りが増えた人は貯蓄した、あるいは減税で増えた手取りの分くらい給料が下がった。景気は低迷を続けた。そんだけ。
 もうこれ以上はバクチが続かない、それは事実。
 そんときになって、自治体の起債に対してかけてたセーフティーネットをはずす小泉政権三位一体改革ってのが出て来た。
 だから、ばくちの負けを抱えたまま、不景気もそのまんま、元の状態に戻すには自力でって状態になった。

 でもね、ただ飯喰ってた奴が正規の代金請求されるようになったからって店員の財布を当てにするってのはちと違う気がするんだよね。

 それにしても、支持率の高い政権ほど滅茶苦茶な負の遺産を残してる気がするけど、どうなんだろう。