なんか閉店前のデパートの食品売り場みたい

念のため、起きた事の感想を書いているだけで、今後の株価の予想や売買の推奨をするものではありませんし、素人の私の印象を元に書いていますので情報の正確性はきっぱりありません。私のブログの情報を元に取引をするような事はしない方が賢明です。

すごい株価ですね。
なんに似てるかというと、閉店前のデパートの食品売り場の投げ売り。

個人的な感覚では、8月、現物の動きが細っているのに、かなり大きなプレーヤーが、ポジションの価格変動をヘッジするためのプットを入れる動きが垣間みられて、結果的に先物主導の価格形成と見ていた。

身売り交渉のためのデューデリジェンス対応かな、なんて思っていたのだけど、破綻−再生ということになり、国債の取引も大量にフォールトして日銀に担保とられてる様子を見ると、有利なものも行使できなかったかもしれないと思う。

走ったまま引き継ぐための努力はほとんど裏目に出た可能性があるね。

ま、そんな中で8月から上値を抑えられた企業の株を買っていた私のポートフォリオは真っ赤っかになっているわけだが。*1

とりあえず、7時閉店のデパートで午後6時に2割引でサンマを5尾400円で買ったようなものだと思っている。6時半に通りかかったら五尾100円になっていても、サンマはうまいに違いない*2。大事なのはもう五尾追加するお腹の余裕があるかどうかだ。

信用売買をしない人にとってはそんなもんだ。

これが信用買いをしていたなら、あっという間に追い証を払いきれずに持ち株全部売り払って借金返済の算段をしなくちゃいけないところか。
そういう人がデパートに大量出店中なんだから、まあ下がるわな。

下がるってわかってるから、新たに参入するプロの人は「まず売りから入る」事になる。
空売りすればもっと沢山のプレーヤーがポジション整理しなきゃいけないから、もっと株が下がってもうけが出る。絶対にそいつらには勝てる「空売り無双」状態。
 適宜利益を確定しながら買い方プレーヤーがほとんどいなくなった時に残った売りの倍の買いを入れればいい。「下がったから買う」という単純なやり方の何倍もの株を手に出来るだろう。
現状では場が開いている時に株に専念できる人はそれが正しいやりかただった。

 私はいつでも買い物に行けるわけじゃないから、彼らほどに儲ける事は絶対にできないわけだ。

それにしても、金融担当相、
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081010-00000320-reu-bus_all

中川昭一金融担当相は10日、大和生命会社更生法に基づく更生手続き開始の申し立てを行ったことについて遺憾との談話を発表した。談話では、大和生命は、高いコストの保険事業を高利回りの有価証券の運用で補てんするという「特異な収益構造」であり、他の保険会社と状況が異なるとした。

そりゃ保険会社の加入者向け情報として大事なのかも知れないけど、証券市場っていうのも金融担当相のお仕事のうちなんじゃないの?

*1:前回の底値の前に購入した一社が黒いだけ。

*2:追記:PBRが1切っててほぼ有利子負債なし、手元現金潤沢の会社が投げ売り。「買収しちまえば現金がっぽり入りますが何か?」状態ってすごすぎ。