悲しい勘違い

変なはてブついたなぁ。
http://b.hatena.ne.jp/solidarnosc/20090112#bookmark-11625027

まだまだ残る悲しい勘違い。「派遣解禁=貧困対策必要=大きな政府法人税増」との主張。派遣解禁がなかったほうが余計貧困だったろうし、法人税は社会の効率性を損なうので、人から取ったほういい。

そんな主張書いた覚えがない.......

(派遣解禁+デフレ容認)≒大きな政府、だから、そういう主張をしてしまった奴らは「喜んで税金払います」と言わないと「言ってる事が矛盾してる」。だったらもうちっとまともに頭使ってものを言うか、黙ってた方がよかったんじゃないか。

なら少し近いかも。

派遣解禁した以上、無理筋でもインフレにする必要があった

って話でもべつにいいんだけど。

どうも財界は「勝ち目のないバクチ」(サイコロのどの目が出ても負け)が好きみたいなんで。「勝ち目が少ない」のならまだバクチ打っても許せるんだけどね。
追記:
「勝ち目がなかった」だけでなく、掛け金が支払い能力を超えてる気がするんですが....


他に思った事を書いておく

どういうつもりで言葉遊びをしているのかよくわからないが、法人資産の増に対してかかる法人税は、単純に言えば「法人資産の所有者=株主からとる税」なんだが.....法人税は「人から取る税」以外のなにものでもないですよ。登記簿には税金払う能力なんてないですから。

確かに「徴税コスト」と「支出との平衡のはかりやすさ」を考えると消費税にメリットはあるが、それは政府にとって好都合ですね。真面目に財政をコントロールする気力がなえた時にはとても便利。

経営者が「税金払いたくない」という事を株主のかわりに訴える権利くらいはあるだろうが、単純な財政再建の要求と一緒に「あいつからとれ」と言って回るのはあさましい態度ということでいいと思うよ。株主として恥ずかしく思ってるし。

多分「イーブンな賃金が実現されなければ」という前提を故意に無視したんだろうけど、派遣解禁で製造業がやった事は、単純な「ワークシェアリングでない賃下げ」でしょ。

 賃金を下げるべきときに賃金の低下がおきる、これは歓迎したくはないが仕方がない。名目賃金が下げられないならインフレにして実質賃金下げるのが一番イーブンに下げられるかもね。
 派遣解禁で貧困状況よくなったの?会計上好調だった企業については、「デフレ傾向以上の製品価格低下」と「競争の一時的勝利」をもたらしただけなんじゃないの?