医師会って医師の団体だと思った事はないなぁ。

ryozo18さんの
「これは単に医療従事者に問題解決能力がないってことなんじゃね?」
http://d.hatena.ne.jp/ryozo18/20090301/1235901478
というエントリを読んで感じた違和感。

まず、現在の医療崩壊の原因のひとつである「勤務医への過剰な負担」を生んでる理由が、日本医師会が望んでいる「開業医への厚い診療点数配分」でしょ?これがあるからわざわざリスクも負担もでかい勤務医やってるよりは、比較的楽な開業医に医療リソースが流れていっちゃってるわけで、ここを変えないとダメだってことは外野からはさんざんいわれているわけで。

つまり言い換えれば「日本医師会に当事者として問題解決能力がない」ってことのあらわれだろ、と。

医師会は医師の団体というより、「医療機関経営者の団体」である気がする。違う?病院長でない勤務医がコミットしてたりはしない団体だと思ってた。多数決をとったら圧倒的多数派は個人開業医の診療所長、次いで一人医師医療法人の理事長ということになると思ってたよ。医師会は検査や薬で稼げれば、診察費が下がっても文句言わないでしょ。

国民の福利厚生を無視したリソース配分の歪みをもたらしている日本医師会とかのほうが、よっぽど「医療機関や国民のことなどは、これっぽっちも考慮していない」とおもいますが大きなお世話ですかそうですか。

 うーん......多数派医療機関の事しか考えないんでない?

この記事を読んでみて、なんとなく医療関係者ってすくなからずこの「医者じゃないと医療の経営はできない」って感覚を持ってるんじゃないかと思ったので、こういう「文系学部」的エントリを書いてみたよ。

ええっと、医療法の規定で、原則として医師でないと医療法人の代表になれないような気がするんだけどね。医師でなければ個人病院は開業できないしね。