新型プリウスは侮りがたいアメ車

さんざんこき下ろしている新型プリウスだけど、なめすぎていた。
だって、売りにしているのが排気量アップとリダクションギア、120km/hでの巡航性能でしょ。
重くするための工夫だもんね。*1
でも、重くなって燃費向上って事は、何も工夫がないわけじゃ絶対にないわけで、今日ディーラーにいったついでにつついてみたら、すごいのがあった。

それも、一番気になってた所*2にストレート二発ぶちこまれました。

いずれもエンジンの熱効率向上の工夫。

20型には魔法瓶搭載バージョンというのがあったんだけど、冷却水が暖まったら、魔法瓶に貯めといて、エンジンが冷えたらエンジンに回すって工夫だった。トヨタさんだって放熱が大きすぎるって意識はあったんだろう。

新型には電動ウォーターポンプ+排気熱回収システムがついた。
ウォーターポンプの動作をエンジンの回転数から独立させ、不必要な冷却を行わないようにし、エンジンが冷えたら排気管から熱を回収して冷却水を暖める。

うひょひょ、これはすごいねえ。かゆいところに手が届いている。


これで日本車になってれば申し分ないけど、走行性能やサイズ、全部アメ車だよ。

あとはリアの頭上のクリアランスがどれだけあるかを知りたかったけど、こればっかりは実車見ないとわかんない気がする。*3

*1:リダクションギアを逆に使って85km/hまでエンジン停止できるようになってりゃ評価したけどね

*2:http://d.hatena.ne.jp/kumakuma1967/20080116/p3

*3:トヨタに限らず、最近リアウィンドウに整髪料のあとがついてる日本車多いよね、あれ、いやなんだけど。衝突安全性にもかかわりそうだし。