28兆円の資金吸収

さる人がブクマしてて気になったので↓のサイトを見にいった。
「国の債務管理の在り方に関する懇談会」
http://www.mof.go.jp/singikai/kokusai/top3.htm


その「第18回 (平成21年6月24日)資料1-1」(pdf)の中のp7

「主な投資家別の国債保有額の推移」
(平成15年度末→平成20年度末の増減)

というのによれば、
この5年間に日本銀行は28兆円国債保有高を減らしている。

平成20年度末って、株価とかでは最悪の時期だとおもうんだけど、その時点まで5年間でオペレーションを集計すると、結構な勢いで通貨を吸収してたらしい。

あれだけ大騒ぎした郵政民営化による影響が52兆円規模なのに比べてごっついボリュームですねぇ。
*1

現在保有額は56兆円ってことは、平成15年現在の国債保有額の1/3を手放したんだよ!
発行済国債総額の4%にも達する大量の国債を放出して市中と政府から通貨を吸収したのか......

.....すごいなぁ......まるで今が好景気みたいな引き締めだ。
*2

*1:郵貯は銀行・証券会社等に簡保は生損保等にまとめられちゃって、郵政民営化ってどうだったのか検討できなくしてある毎度のパターンですね。ちゃんと内訳でいくらなのか書けよ.....

*2:参考:http://d.hatena.ne.jp/Yasuyuki-Iida/20090321