珍しい現象

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090705-OYT1T00118.htm
重さ2千トン、貯水池浮き上がる!…千葉・東金

 千葉県東金市下武射田の住宅地の一角で、雨水を一時的にためておくためのコンクリート製貯水池が、30メートル四方に及ぶ施設ごと地面から浮き上がる珍しい現象が起き、管理する市や住民を「なぜ」と驚かせている。

 周辺の地下水位は1メートルと高い数値を示していたことから、同課は「降雨などで地下水位が上昇し、池を押し上げたのでは。その下に土砂が流れ込み、陥没が起きた」と推測する。

 不思議な現象に住民たちも首をひねるばかりで、口々に「こんな光景は初めて見た」「地下水が原因らしいが、あんな重いものが浮くものなのだろうか」と話していた。

ここ数日はまとまった雨もなく、詳しい原因は不明のまま。同課は今後、池の周囲の地下水を抜き、陥没した場所の補修を進め、被害拡大を食い止める方針だ。


現場付近、ほとんど畑と流通団地と工場に見えるんだけど、住宅地の一角?
流通/工業団地の売れ残り区画を住宅に建てたか団地に面した農地を転用したかって感じ。

30m四方って事で、だいたい1000平方メートルの調整池で、深さ4mだったとする。地下水位が地表下1m、調整池の水深0の時、3000立方メートルの水(重さ約3千トン)を排水するので、浮力は少なくても3000t....まじで義務教育の範疇の話だよおい。

 管理する市や住民を「なぜ」と驚かせている。

 不思議な現象に住民たちも首をひねるばかりで、口々に「こんな光景は初めて見た」「地下水が原因らしいが、あんな重いものが浮くものなのだろうか」と話していた。

ということに驚くよ俺は.......重い船は魔法で浮いてるんだろうか、これに「なぜ」と問える人って。

笠井芳夫・日大名誉教授は「コンクリートの調整池といっても水が入ってなければ船と同じ。地中にたまった水で浮き上がることは十分考えられる。もっとも、地下水位が高かったのに中が空だったというのでは、調整池としての機能を果たしていたのか、そちらのほうは疑問だ」と指摘する。

同じところに突っ込んでくれる人がいて安心した。


見たところ現場は移動の止まった砂丘ですね。扇状地と同じで自噴井があったりしてもおかしくない。それと、2日までにまとまった降雨がなかったというのも謎。

追記:
トラバを受けて。
専門家じゃないからあまり信用しないでね。んでも、現地の地形が海の砂が堆積したものっぽいのは湘南海岸とかとも似てるです。

追記2↓
http://d.hatena.ne.jp/kumakuma1967/20090706/p1