ちょっと調べて考えれば「降雨なしでも地下水位1m」もごく正常なんじゃね?

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090705-OYT1T00118.htm

重さ2千トン、貯水池浮き上がる!…千葉・東金

に関連した↓のエントリの続き。
http://d.hatena.ne.jp/kumakuma1967/20090705/p1

トラバ受けて、あんまりいい加減な事書くのもなー、と地理院地形図も見てみましたよ。

日本有数の砂丘地形である九十九里浜だし、砂丘ってのはきっと許してもらえるでしょうね。

砂丘のちょっと高くなったところが畑や林で、低い部分が田んぼになってる。
田んぼと畑の境界線はだいたい標高5mの等高線*1に沿ってる。

水抜けの良い砂地の水田が標高5mにあって水を張ってたら、浮いたとおぼしき遊水池の周りの複数の水準点が標高6mなんだから、地表の1m下に地下水位があるのはなーんも不思議じゃない。

今まで、池が浮くような事態が起きなかったとしたら、少なくとも水田に水がある時期には、ある程度の水位まで水を張っておかなきゃいけない事を憶えてたり、地下水位が上がれば水が溜まる仕掛けがあったんじゃないかな。あるいは、団地の造成時にため池を潰して、その補償で農業用の貯水池を兼ねて作って使われてたけど、その農家が水田やめたので水貯めなかったとかかも。

理科や社会や算数など、小学校で学ぶ事がいかに大事か、がよくわかる。*2

総合的学習の素材としておもろいかもしれない。

*1:一次補助曲線

*2:よく「小学校で教わる事が出来てない」とバカにする人がいるのだけれど、小学校って結構高度な事も習うよね。