1000マイル給油せずに走ってみた その3 200-500km

 新潟県内に入ったので、ちょっと経路を考えなきゃいけない。先進国にも関わらず「人件費<<インフラ料金」なこの国では、関東-新潟直結ルートの一般道には結構な量の交通量があるのだ。高速千円という料金は対人件費*1という意味では妥当な水準かもしれないが、本当はインフラ料金が低すぎるのではなく、人件費が安すぎるのだと思う。
 話がそれたけど、そういうわけで、メインルートの国道をそれて、紆余曲折の道をいくことにした。どうせ急いでいるわけでも、遠回りしちゃいけないわけでもない。ある程度のガソリンを残して琵琶湖畔まで1300-1500km走行してたどりつければ目標の達成はできるのだから。
 千曲川の左岸にわたって、水田地帯の中を太めの道をゆるゆると進む。大都市を迂回したり、県道に入ったり、丘を登って千曲川と離れたり、支流に沿ってまた左岸に戻ったり。
 千曲川とわかれ、大川津分水路に沿って日本海を目指す。向かい風が川霧を運んで、視界がよくない。だからといって、40km/hを切って進行していると、後からとんでもないスピードで車が近づいてくる。70-80km/hで走っていると思われるけど、前が見えてるんだろうか?いやいや、見えてないから追突しそうになって急ブレーキ踏んでるわけで、見えてないんだろう、なんて思ってぞっとする。
 2009.9.24 00:10頃
 分水路の放水口に近いR402野積橋付近で300km。

 ここまでの燃費は39km/L。前回NHW-10で走った時は50km/Lくらいだった。あの時よりもはるかに好条件なのに燃費はずっと悪い。要因の一つは佐久平の交通事情の悪化、もう一つは長野市内でうろうろ迷った事だけど、やはり僕はNHW-10型ほどNHW-11型をうまく運転できないのだ。
 クルコンの使い方の不適切さ、手動*2での巡航時の調整が安定しない事が原因だろう。まだ燃料は一コマも消費してないし、1000マイルまでは1300km以上ある。本当に1000マイル走れるんだろうか、ちと不安になってきたが、ゆっくり直していこう。

 方向を変えて日本海に沿って海沿いの道を富山方向に進む。
国道8号と違って、交通量も少なく、平坦な道を安定して制限速度程度で進行できる。
漁村に入ると、ちょっとスピード落とすけど。
 道路封鎖とかで内陸に入ると、川沿い、谷間に霧があるが、海からの風が入る範囲には霧がない。
 うーん、やっぱり、クルコン、だめだぁ。クルコンOFFでは35km/Lでエンジン巡航+充電できるのだけれど、クルコンをOnにするとエンジン切ってバッテリー走行に切り替えちゃう。で、電池電圧が下がると19km/Lくらいで充電走行→25km/Lくらいで充電走行→バッテリー走行と繰り返すね。これだと平坦地を25km/Lくらいでしか走行できないよ。
 刈羽村あたりで原発をよけたりしながら海沿いを進み、柏崎辺りで国道8号に合流。さらに富山方向に進む。海岸はちょっとリアス入ってる感じに変わる。
 国道8号はたまに大型トラックの群れが流れるくらいの交通量。できるだけゆっくり走ってる群れが通過するのを待って、その後を定速走行するようにつとめる。しかし、アップダウンがあるので、下り坂で引き離される。よく知らない道で制限速度を20kmも30kmもオーバーしてついていけるわけもなく、後方に次の群れが見えてたらチェーン着脱場に退避してやり過ごし、後につく。
 ちょっとつかれてしまったので、リアスがゆるんだ直江津あたりで浜沿いの旧道に入ってまったり走行。
上越市あたりで再び国道8号に合流する。
 ここからは親不知子不知の厳しいリアス式海岸。途中で400kmを超える。よくこんなところを鉄道と、大型トレーラーの走れる国道と、高速道路まで並走させる事ができてるよなぁ。
 すごいよね、これ。
リアス式をぬけて、富山湾沿岸へ。海岸沿いが混んで見えたので国道8号をそのまま走る。黒部市をぬけて魚津市に入ったところ、471kmで燃料計の一コマ目が消失。
 あれ、500kmは楽勝*3のつもりだったのに.....けっこう浪費してしまった。1000マイルとか大口叩いて出発して、1200kmくらいしか走れないんじゃないの、オレ。
.....ショボン......
......としてたら、Pレンジにしたらもう一度復活して全点灯に。

魚津-滑川と走り抜けて富山新港で500km。燃料計10コマ目はほとんどついてて、ときどき消える。
2009.9.24 05:15頃

*1:機会費用

*2:ってアクセル踏むのは足だけどさ

*3:NHW-10でいけたから