トヨタ、ハイラックスもステアリングに欠陥?

メーカーによるエレベーターの緊急点検で7階まで階段で上り下りした。
「エレベータに不具合があるかもしれない」という事実があったとしても「階段を使った方が安全」なんてことはない。定期点検と法定検査(いずれもメーカー系が実施)で見落とすような欠陥があり得、それが100人もの人が階段を上り下りする危険に匹敵するのであればそっちの方が問題ではないだろうか。
リスクというのはそんなに単純なものではないのに.....

閑話休題
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060711i211.htm

トヨタ自動車の乗用車「ハイラックス」に重大な欠陥があるのを知りながらリコールなどの改善措置を取らず、5人がけがをする交通事故を引き起こしたとして、熊本県警は11日、同社のお客様品質保証部長(55)ら幹部3人を業務上過失傷害の疑いで熊本地検書類送検した。

「故障で事故が起きたかどうか」と「リコールするべき故障発生率だったかどうか」は、全く別である。だから、この件について直接どうこうはわからない。*1

 プリウスではNHW-11の改善対策、NHW-20のリコールと連続してステアリングギアボックス周りで不具合を出しているが、初代NHW-10はない。でも、ユーザー同士で情報交換してみると初代も含めてステアリング周りの不具合は多いし、危険性もけして低いとは思えない。
 なんとなく、1ユーザーとして「ステアリング周りの故障の危険性を過小評価してないか?」と思っていたのだ。というわけでちょっと成り行きを注視したいニュースだ。
 事故は不幸だし、起きないにこした事はない。会社も社会も「リコールによっておきうる事故が防げるなら」、という気持ちで躊躇せずにリコールに踏み出せるようになってほしい。

トヨタ自動車のリコール情報:http://toyota.jp/recall/

#当分乗れないが、ハイラックスのピックアップは仕事上使用する事が多い車でもある。

*1:追記:別記事によれば事故発生後リコールになったとの事。おそらくhttp://toyota.jp/recall/2004/1026.htmlだろう。