平均速度が高い車の方が坂道でスピードを落とす確率が高い気がする

中央道すいすいドライブ
http://www.chuodo-suisui.info/
の「中央道の渋滞ここがギモン」コーナー

上り坂やサグでなぜ渋滞が発生するの?
 上り坂にさしかかったときに、車の速度が落ちる事が原因です。

上り坂やサグに車がさしかかると、気がつかないまま速度が落ちてしまう車があります。
通行する車の台数が多い状態で、一台の車の速度が落ちると、後ろの車は安全な距離を保つためにブレーキを踏み、これがくりかえし起きると、後ろにいけばいくほど速度が落ち、渋滞が発生しやすくなります。

うーん、こういうの、見た事ないんだよなぁ。

そもそも言ってる事が支離滅裂でしょう。
安全な車間を保とうとする車なら、前の車の速度が落ちるのにあわせて速度落とすし、それができるならブレーキ踏む必要がそもそもない。
 ブレーキを踏む必要があるのは前の車に対して圧倒的に速いスピードで接近し、かつ安全な車間がすでにないからでしょ。

でね、渋滞の名所でブレーキを踏む車に共通の特徴は明白に「上り坂が緩んだり、終わった時に急加速する」だと思うんだよね。

中央道の事例だと制限速度が80km/hなわけだけど、速度が遅くなる車ってのはだいたい時速70km/hくらいまでしか落ちない。一定の速度で走ってる車と歩行者や、せいぜい自転車くらいの速度差しかない。そこまで車間距離を保っていればかなり混んでる時でもブレーキなんていりません。

一方の速度を上げる車は100km/hくらいで坂道に進入して、90〜75km/hくらいまで一度速度が落ちてから、速度回復を試みて上り坂の終わりで100km/hくらいになって、そこから120km/hくらいまで加速して、前の車にぶつかりそうになって緊急回避でブレーキを踏むのがパターンかな。

例えば下り線相模湖バスストップの渋滞なんて、坂道にさしかかった所が先頭なんて事見た事ない。上り坂から緩い下り坂に変わった相模湖インター手前か藤野サービスエリアあたりが先頭だよ。

上り線上野原インターチェンジもそう。明らかに一定速度を保ってる車に、談合坂を140km/hくらいで下りて来た阿呆が追いついてブレーキを踏んでる。

小仏トンネル手前でひどい速度低下起こしてる車なんて、坂道が緩んだとたんに急加速する車に対して1:10くらいしかいないよ。

速度への無頓着が渋滞の原因だというのには同意するけど、加速に比べれば減速にはそれほど車を集中させる効果はないように見えるけどな。

速度変化は当然みたいな事言う渋滞学の人たちも相当にヘンだけど、道路会社の人たちも言う事がヘンだなぁ。