格差社会が意外に暑苦しいものだった件について(「肥満と格差」から改題)

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/topics/175489/

食をめぐる21世紀の世界は異様な光景を描き出している。一方で、途上国の深刻な食糧不足と飢餓。他方では飽食と肥満。その中で日本の料理に国際的な関心が高まっているのは、食材の利用に無駄が少ないことと、健康イメージが強いことが大きな理由だという。

 経済協力開発機構OECD)がまとめた主要30カ国の15歳以上の肥満率によると、BMI(体重を身長の2乗で割った値)が30以上の「肥満」人口のトップは米国の32・2%。日本は韓国と並び最も低い3・2%。米国の約10分の1とけた違いの少なさだ。

ふーん。
で、横のグラフを見ると、日韓独仏豪英米の肥満と過体重の割合が出てる....

うーん、と睨んで傾向を見ると、なんかジニ係数の序列ににてないか?

つーわけで、世銀に行って各国のジニ係数を入手して、散布図作ってみたよ。

うーん食生活の影響もあるんだろうな、あんまりきれいな相関じゃないね。でも、R二乗が0.74すか。

生活習慣が大きく違う日韓のデータを抜いてみよう。

おお、すげー相関高い!


(追記)
いやいや、グラフの作り方まちがえただけだった

こんなでした。

もちっとサンプル増やすとどうなってんだろう?
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/2220.html
↑から数字を読んで*1、世銀のデータの数字を入れて、27カ国でやってみたよ。

お、右肩上がり傾向は保存されたけど、相関係数は下がった。

生活習慣も大事だけど、経済の構造も大事そうですね。

以上、現実逃避中の手遊びでした。

追記:
ジニ係数が1上がることが0.6%の肥満者増に対応するって.......我が国ではジニ係数が1上がると肥満者60万人増ですか!すごすぎるっす。

*1:ちゃんとやる人は元データにあたるべきです。