法人税って何なんだろう?

僕個人の考えでは、法人の「出資者持ち分の増」に対する所得税、担税者は出資者で、納税者が法人という形の税だと思っている。
だから、いらないのは「配当所得への課税」のほうだと思う。*1

*1:二重の課税になってる。配当時と法人の益が出た時点でどっちを選ぶかということなら、配当しないという経営判断が持続可能なので益の発生時で

何がリフレを阻むのか

http://anond.hatelabo.jp/20090714100621

経済学のことよく知らないからあんまりなことは書けないんだけど、リフレ派の主張はだいたい分かるんだよ。でもさ、じゃなんで日銀はリフレ派が主張するようなレベルまで緩和しないのかという部分がよく分からないんだよ。そこにくると陰謀論がかってきて。元総裁が裏でどうの、みたいな話になったり。役人の世界だからいろいろあるのは分かるけど、日銀マンだってバカじゃないんだからそれなりの理屈があるはずだと思うわけ。

に対するid:finalvent氏のはてぶ
http://b.hatena.ne.jp/finalvent/20090714

「こうなるとさ、リフレ派の人たちって何を批判してる(してた)のか、よく分からなくなるんだよね。」

うーん、日銀の元中の人だったかが増田氏のいう「それなりの理屈」を多少語ってた。

すると、「その理屈」を評価する必要があって、それを誰がするのか、と言う事になる。
本来は国会が政府とも日銀とも独立してその仕事をできなくてはならない。

しかし、実態は財務省が評価するくらいで、国会はロクに仕事をした事がない。

省庁に匹敵する職員数と我が国最大の図書室と、議員と同数の政策立案のプロ*1を動員しているにも関わらず、「説明責任」を盾に官僚や日銀マンに甘え切っているようにしか見えない。
 議院全体で見ても、二大政党と言われる二党も役人や日銀に甘えて依存し切ってる。

そこが最大の問題なんだと思う。

おいらは別にリフレ派じゃないけどね

いくらなんでもそれはない(訂正あり)

はてブで自動車評論家の記事がちょっと気になったので、見に行った。
どうもこの評論家は自転車が車両だという認識を持ってない*1ようで、「車道では車両である自動車の方が優先だと思っているところに、車道に自転車が出てくるので急ブレーキを踏まなくてはいけない。自転車はマナーが悪くて困る」、という趣旨の文章が書いてあった。*2

自転車が道交法上の改正で車両に認定されて、車線を走行する原則に変わったのは僕が小学生の時おそらく道路交通条約加盟のための昭和39年大改正の時だから道路交通法制定時で、かれこれ50年間ある。



30年50年間業界の法律が変更になった事に気がつかずを読まずに、誤った方法で業務*3に従事しつづけて、評論家としてものを書けるって、どんだけ自浄作用を期待できない業界なんだろうね。
他に無灯火逆走自転車が怖いとか書いてあったけど、この季節には高速道路の長いトンネルで無灯火の車は半数以上あるし、一般道でも高速でも逆走もあまり珍しくない。自動車評論家のレポートが暴走の記録になってるのも普通。そこで法定の車両の通行方法も知らずに自転車だけ取り上げて危険を語る。マナーが危険なのは自動車評論家業界だと思う。

追記:
ぺんたさん、コメント欄にご指摘を頂きありがとうございます。謹んで訂正させて頂きます。

*1:まだいるんですよね。困った事に

*2:どうせ参考にならないと思うのでリンクとか引用とかしないです。彼個人を責めてもしょうがないし。

*3:自動車の運転は業務なんでね

最低生活の保障は企業の役割ではなく、政府の役割、ただし.....

いくつかの前提条件が必要なのではないか。

  • 企業=政府でないこと

もし企業が財政や社会保障の基本方針を決めているのなら、政府と企業の区分は無意味だ。

  • 企業が最低生活の保障のための負担をになうこと

 政府が保険屋/企業が顧客みたいな話で、調子がいい時に「我々はちゃんとやるから払いたくない、保険料をまけろ」、と交渉していたのはみんな知っている。
その時にどんな特約が解除されたのかは誰も知らない。

参考:
http://diamond.jp/series/yamazaki/10088/

スラムに成長がある事は認めますし、スラムからの成長はポジティブに評価してます

http://d.hatena.ne.jp/sunafukin99/20090714/1247529574

「貧乏でも目がきらきら輝いてる(ように見える)」開発途上国のスラムに暮らす子供たちへの憧憬がこんなところにも投影されてるのだろうか?

スラムから新たな文化や価値がうまれることはありますし、僕はボサノバ*1は好きですよ。

しかし、一時は高度に成長したはずの場所が「スラムになる」事はネガティブな変化と言っていいのではないでしょうか。
貧乏だった自分が、それなりになんとかやっていけるようになってたのに、首がまわらなくなって転落したら嫌なのと同じように、私はスラム化を恐れます。

スラム化して経済が停滞してるところがさらにスラム化してもっと悲惨になったりしたら、目がきらきらした少年だって喜ばないでしょう。
今貧乏だろうと中の下だろうと、より良い生を目指してるから美しいわけで。

*1:必ずしも良好ではない住宅事情から生まれたとしても。あ、あれは中流階級だったのか、しまった!

美談と醜聞の作り方

美談1

売春婦でも大学で学ぶ事はできる

醜聞1

女子大生が売春している

美談2

AV男優でも一流のスポーツマンはいる

醜聞2

一流のスポーツマンがAV出演

と、同じ事実を書きようによって印象が変わるようなことなんだから過去にさかのぼってわざわざ調べてほじくり返して処分したうえ公表するような事じゃないだろ。*1

*1:追記:ましてマスコミがそれを報じるって何?それ、恥ずかしくないの?

都心回帰といえば聞こえがいいが.....

参考:http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/1372

都心回帰と言えば聞こえはいいけど、バブル期から東京都心部の空家/空床率って高いんじゃなかったっけ?
実態は地価に見合った生産性をあげられないから、格安で商業床を居住向けに転用しているように見えるんだけど。

都心回帰が話題になったような駅の近くから15分*1くらいあるくと、最も利便性が高いはずの駅近くで働く人と駅から離れて働く人や職場を見比べた時に駅近くの人の方が低所得/低付加価値っぽいのが気になる。
 エキナカ商業ってのが特徴的だけど、同じレコード屋でも、特徴的なコレクションがあるような店*2はみんな外に出てしまって、どこへ行ってもコロコロ変わるバイトくんが、同じFMのヘビーローテーションとツタヤのオススメを平積みしてるような店ばかりが残っていく。飲食店の赤提灯率が持続的に上昇していく。

床単価のバーゲン+高齢者の回帰+商業の低付加価値化って、「スラム化の初期段階」じゃないんかい?

*1:それだけ歩くと隣の駅勢圏との境界を超える

*2:敏腕バイヤーと、客に「こういうの好きなんだけど」って言われればオススメCDを三枚持って来て、いきなり開封して試聴させてくれるような腕利き店員がいる店