追い越す前にメーター見ろ
走行車線1+追い越し車線1の高速道路をぴったり制限速度で走っていた。
前方200mには同じように制限速度ぴったりで走るタンクローリー。
最近はデジタルタコグラフの搭載が進展して、法定速度違反の常習ドライバーはすぐに検出される。運行計画どおりの時間につくためには、計画速度を逸脱する余地はあまりない。
もちろんタコグラフが義務づけられている車種でも全く意に介せずにとんでもない速度変化をさせる奴も居る。*1
そういう会社は義務づけられてるからタコグラフを装着はしているのだろうが、タコグラフを読む習慣がまったくないのだろう。一般車で言えば、「車両にスピードメーターがついてないと車検がとおらないからスピードメータ付きの車に乗っているが、速度を読んだ事がない」ような状態。
バス事業の自由化はそういう会社をたくさん参入させた。本来はスピード違反の取り締まりの強化などで、違反で赤字になるくらいでないといけないのだけれど、テロ対策とかならともかく、普通の交通取り締まりなんかどんどんリストラされて、道路上は無法がまかり通っている。
で、元の話に戻るけど、200mの車間がある。
私はこれを詰めたりはしないわけだ。
1.合流車が入る余地はあった方が安全
2.流れにあっているし、それ以上の速度で走行したいわけではない
3.制限速度以上に加速しない限り車間は詰まらない
4.後続に、より高い速度で走行するだろうという誤ったメッセージを出す事になる
5.前車の後で減速したら後続に迷惑
6.走行車線の密度は平均すると1台/300mくらいであり、車間が長いわけでもない。
7.すいているので制限速度以上で走りたい人が追い越すのは簡単
‥‥
などなどの理由があるわけだが。
ちょっと急な上り坂*2から緩い下り坂*3に変わったところで後続が操作ミスで速度の制御を失って*4追い越していく。
へたくそを気にしてもしょうがないので、まあ放置するんだけど。
200m前のタンクローリーも何事もなかったかのように速度維持してるし。
下り坂から上り坂*5にかかった所で、制御不能車との速度差は最大に達してるが、前方の車は追い越し車線も含めてほとんど制限速度くらいで走行しているし、合流があって、走行車線での速度超過は非常に危険なので、速度維持以外に選択肢はない。
でまあ、上り坂にかかると、今度は追い越し車線の車が減速してくわけだ。ヘタクソだから。
で、上り坂の中盤に、タンクローリーとの間に6台も割り込んできましたよ。
しかもタンクローリーよりどんどん遅くなって車間があいていく。
うざったいけど、右にウィンカーを出して、3秒待って、追い越し車線の後続も制限速度以下だし、6台きっちり追い越しさせて頂きました。
何度でも書くけど、「前方の車両より速く走行したいから追い越しする」わけで、「追い越しした車より速度落とすなら最初から追い越しはしてはいけない」。*6
こういうのは正当な「追い越し」じゃなくて「進路妨害」でしょ。
せめて、追い越しする前にスピードメーター見て、自分の考える速度以上に速度が出てないか確認して欲しい。
「車両にスピードメーターがついてないと車検がとおらないからスピードメータ付きの車に乗っているが、メーターで速度を読んだ事がない」状態の人というのも本当に多いのだと思う。