2006-11-18から1日間の記事一覧

フリードマン的な小さな政府とは何か?

夜警国家という言葉がある。福祉国家と違い、政府は国防や外交、警察などに専念し、経済への介入は極力抑えた「政府の役割が小さい国家」らしい。 ではフリードマン流の「小さな国家」とはなんなのか? おそらく、市場での国家の役割が小さくなっていて、政…

ミルトン・フリードマン氏永眠

珍しくミクロな市場のことを書いたら日経新聞にミルトン・フリードマン氏の訃報が出ていた。偉大な経済学者の魂が安らかである事を祈念いたします。 小泉政権が小さな政府と市場経済にカジを切り、規制緩和を加速した事は、遅ればせながら日本でもフリードマ…

どっちにしろ救いようがない

教育基本法強行採決の前にタウンミーティングに情報操作の可能性があることが判明して、官僚がやった事なのか政治家がやった事なのかが問題になっているようだ。 政治家が主体的にやった場合、教育基本法改正の期待効果を上回りかねないコスト(信用の失墜の…

高校の先生って偉いなぁ

と思うのは、たとえばバブルとは何かという事を考えるにも先日挙げた地価の公式が成立する事が、「虚業の都合にあわせて市場が変質し、実物の値段が実用価値と乖離すると、生身の人間にはついていけなくなる」なんて理解の仕方ができることなのだ。 他に、た…

できれば3.0を目指して欲しい

「複素経済学」というのが一部世界で提唱されているらしいけど.....お金そのものが虚で、仕事や物が実だって考えた事はないのだろうか? 昔は通貨と実物の交換が不安定だったので虚実の複合体である貴金属を通貨にしていた事もある。でも、少なくとも大恐慌…