オイル交換とNNL690

数ある燃費関連商品の中で、売り言葉にある効果が実感できて、数字にも表れるものは少ない。自分が試した中では、結局オイルとオイル添加剤のNNL690*1くらいかな。ガソリンに入れる添加剤は効果があるように思うけど、数字ではっきり現れる事はない。時々思い出したようにやってみると効果があったような気がするけど、吸気系の洗浄ほどはっきりしない。あ、吸気系(スロットル及びインテーク)の洗浄は効果あるな。数字もきちんと変わる。
 オイルは0W-20を使っている。一番柔らかいオイル(5W-20に比べて?)と言われているけれど、一概にそうとも言えないのではないかな。低温始動時の性能では一番柔らかいけれど、5W-20と比べて0W-20の方が粘度の変化が少ないわけだから、高温時の粘度は必ずしも低いとは言えないんじゃないだろうか。

オイルの効きが実感できる所は二つある。
一つはコンプレッション。これは交換したてのオイルなら、たいてい感じられるので、オイルの種類によらない。ちょっとした登り坂で燃料の噴射量が少ないまま*2でも速度を維持できるようになる。これは回転数を落として一定速度で走った時に感じる燃費性能。MT車なら、シリンダーを押し下げる力が大きくなって、安心してシフトアップする回転数を下げられる感じ。
もう一つはクランクシャフトの引きずり感。これはオイルの固さと「量」に関係する。クランクケースの中でクランクがオイルの液面を叩いてエンジン内にオイルをまき散らしているわけなんですが、この抵抗感。同じ量入れてれば柔らかいオイルの方が抵抗が小さいし、量は少ないほど抵抗が小さい。こっちはATでわかりやすくて回転数の変化がシャープになる。
 オイルゲージのEを切るとクランクが液面を十分に叩けなくてオイル切れになる危険があり、Fを超えるとクランクがオイルに没して飛沫が散らず、やはりオイル切れが起きる危険がある。なのに、どうしてショップはFの位置まで入れようとするのか?オイル漏れなどで減少する可能性もあるが、オイルはガソリンの影響で希釈され膨張するのに。
プリウスでフィルター交換すると3.6LでオイルゲージのFまで入り、3L+添加剤100mLではFとEの丁度真ん中である。*3
で、缶で3L全部入れるととても快適。

NNLは.....どっちもに効く感じがするのだけど、クランク以外の抵抗が減ってるのかも知れない。ともかくエンジンが軽くなる。

燃費に与える効果はオイルの選択と液面管理が5%、NNLが5%くらい。気温の効果が10%あるのに比べれば小さいので、確認は難しいかもしれないけれどね。

*1:GRPとか、807αとかと区別してませんが

*2:40km/hで30km/L超で緩い登り坂を登れるかどうか、みたいな

*3:最近は4L缶買った事がない。