燃費の8割は外気温で決まる

図をごらんいただきたい。これは私が通勤メインで使用した車の走行距離と給油量から計算した燃料消費率(km/L)とその月の気温(月最低平均気温,℃)の散布図である。通勤メインでない月は除いて18月についてグラフを描いてある。

回帰式は
燃料消費率(km/L) = 0.2009*気温(℃)+ 19.53
となる。

説明率(重決定係数)は
R二乗=0.8006

だからといって、地球温暖化すれば二酸化炭素排出量が小さくなってハッピーというわけでもなくて、このグラフの前提としてプリウスに乗っている事、余計な燃料消費を招かないように運転している事、なんて様々な努力が成功して、気温だけは自分ではどうしようもなくてこうなっているだけの事だったりする。このグラフに現れた関係の外で「一定の努力を継続すること」の重要性ってのはこのグラフからは見えない。
ブレがないという事は、それ以外の要因についてはうまく対処できている事を示しているとは言えるにしても。


とりあえず、このグラフからわかる事は、サマータイムが導入されると出勤時の気温が下がってガソリン代が余分にかかって二酸化炭素排出量が増えそうだな、なんて事だな。

追記:
ちなみに直で見た燃費の変化は以前掲載したように↓みたいになっている。

毎回毎回燃費はよかったり、悪かったりするわけだけど、運転の仕方が悪かったのか、それ以外の要因なのかははっきりしないわけだけど、夏に良くて冬に悪いという事がわかる。運転技術で右上がりの折れ線グラフになっている。でも、気温が関わっているから運転がうまくなったのか、温暖化してるのかはわからない。そこで、上のグラフを作って「運転の仕方」のチェックしたわけだ。

 トヨタさんにはプラグインハイブリッドよりも、外気温によらず性能を発揮するプリウスを作って欲しい気がする。(吸気温度が20℃切ったら予熱するとか、ラジエータグリルのシャッターが閉じるとか)